開発競争が激化する次世代太陽電池「ペロブスカイト太陽電池」

掲載日 2025/02/12

2024年5月に、ペロブスカイト太陽電池の普及と産業競争力の強化を目指して官民協議会が設立され、リコーやトヨタ自動車など多くの日本企業がこの技術の実証実験や製品開発を進める中、特にトヨタは車載向けペロブスカイト太陽電池の共同開発を開始し、EVの普及拡大への期待が高まっており、同時にペロブスカイトとシリコンのタンデム型太陽電池のエネルギー変換効率が26.7%に達して技術開発が国内外で加速している。

この官民協議会の初会合で、高村ゆかり東京大学教授は「諸外国でも研究開発競争が激化しており、早期の社会実装に向けて官民一体となって取り組むことが必要」と述べ、国際競争力を高めるために開発のピッチを上げていく必要があることを主張した。 国内・海外で開発、市場獲得競争の激化が予想されるなか、2025年12月には、経済産業省が「次世代太陽電池戦略」を策定し、2040年までに国内で約20GW、海外で500GW以上のペロブスカイト太陽電池の導入推進政策を打ち出した。


写真:ペロブスカイト太陽電池(出典:Wikipedia)

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