中古装置(1) 業界構造の変化

掲載日 2020/09/15

世界経済が新型コロナウィルスによる感染症の広まりの影響を受けるなか、半導体市況はデータセンタ、通信関連などに向けてDRAM、NAND型フラッシュメモリといったメモリを中心に、2019年世界経済が新型コロナウィルスによる感染症の広まりの影響を受けるなか、半導体市況はデータセンタ、通信関連などに向けてDRAM、NAND型フラッシュメモリといったメモリを中心に、2019年後半以降順調な成長を見せている。半導体市況の性能にそれに伴い、半導体製造装置市場も拡大している。半導体製造装置の中で需要を伸ばしているのが各種の中古装置である。

主役は300mmウェーハ対応装置へ

中古装置が望まれるのは、まず200mm以下の小径ウェーハに対応した装置については、製造装置メーカからの新品の供給が無くなってきたこと、成熟ラインを中心に低価格で短納期の装置が求められていること、などが原因となっている。200mmウェーハ対応装置(以下、200mm装置)については、装置メーカが新たに設計した製品も出てはいるが、価格面から中古装置に対する需要は根強い。
このような状況から、2018年までは200mmウェーハ対応の中古装置が中心であった。しかし、徐々に、300mmウェーハ対応装置(同300mm装置)の需要が増加、2019年には中古装置売買の60%以上が300mm装置を対象としたものとなっている。

 300mm装置の比率が高くなっている要因の一つが、200mm装置の供給減少である。以降順調な成長を見せている。   […]

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