海外半導体企業の2022年第4四半期と通期業績

海外半導体企業の2022年12月期業績は高成長、4Qは二桁減

 米Intel社、韓国Samsung Electronics社、台湾Taiwan Semiconductor Manufacturing(TSMC)社など世界の有力半導体企業の2022年12月期第4四半期(2022年10月~12月)業績および2022年12月通期の業績が発表された。
 半導体市況のダウンの影響を受けて、今回取り上げた13社中10社で前四半期(2022年7月~9月)比マイナス、成長を記録した3社も3%以下の微増にとどまっており、半導体市況の悪化がはっきりと現れている。

 前年同期との比較では、IntelがPC、データセンタ分野で需要減により30%以上低減している。さらに韓国Samsung ElectronicsSK hynix社、台湾Nanya Technology社といったメモリ企業は20%以上の低下となった。一方、アナログ、パワーIC、車載用製品を主力とする企業は前年を上回っている。ファウンドリ最大手であるTSMCは5nm以下の最先端プロセスの需要が拡大、前年度同期比42.8%増という大きな成長を記録している。

 2022年12月期通期売上高は、第4四半期と同じく、Intelおよびメモリ企業が前年割れもしくは低成長にとどまっている。一方、アナログ、産業、車載用途を主力とする企業の多くが20%以上の高成長となった。

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