中国半導体企業2021年度の業績(2022年5月20日)

 中国半導体企業が2021年度(2021年1-12月)の業績を発表した。

 前年比減となったのは中HiSiliconと中GOODIXである。中HiSiliconは米国の輸入規制により、同期売上高は前年比81,7%大幅減の15億米ドルとなった。中GOODIXの主要製品である指紋認証チップが主にOLEDディスプレーに使用されている。しかし、新型コロナウイルスにより、2020年中国スマートフォンの出荷量が11%減で、同社の指紋認証ソリューションの単価が下落した。2021年スマートフォンの需要が回復したが、市場競争の激化で同社の営業利益の低下により、業績が回復していない。

 前年比約60%以上高い成長を記録したのが中Hua Hong社と中Silan社である。中Hua Hong社は、8インチの工場の粗利益率が40%以上で、2021年10月に300mmウエハ工場が稼働し、月産6.5万枚となった。ウエハ半導体需要増による同社ウエハ販売増の結果、業績が好調であった。又、中Silan社は、半導体製品構成の最適化により、純利益が21倍増の15億元となった。

中国有力半導体企業の動向をまとめる。

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