光電融合技術を利用した次世代ネットワーク用デバイス開発

NTT のIOWN構想

 デジタルツインを実現する社会インフラは、膨大なデータを扱うための高性能な演算能力・極低遅延伝送・極低消費電力などが求められる。ここではNTTが提唱しているIOWN(Innovative Optical and Wireless Network)に注目して、All Photonics Network(APN)とそれを支えるハードウェア技術について簡単に触れたみたい。IOWN構想は2019年5月に発表され、2020年には光・電子半導体技術と製造ラインを持つIntelと世界TopのSensor技術を持つSONYとともに光電融合技術を活用しPhotonics関連の研究開発を促進するIOWN Global Forumも米国に設立している。
 IOWNは、All Photonics Network /Digital Twin Computing /Cognitive Foundationの3つの基本要素からなる。このうち、Digital Twin Computing は、多様なデジタルツインを自在に掛け合わせ様々な演算を行い実世界の再現を超えた新たな世界の実現できることを目指すもので、Cognitive FoundationはユーザのICTリソースを含めた構築・設定・運用・管理を一元的に実施する仕組みである。当初2030年の商用化としていたが、現在は2026年にIOWN準拠サービスの導入を開始したいとしている。

 

続きをご覧いただくにはログインしていただく必要があります。

関連特集

関連カテゴリー

「光電融合技術を利用した次世代ネットワーク用デバイス開発」に関連する特集が存在しません。




「光電融合技術を利用した次世代ネットワーク用デバイス開発」に関連するカテゴリーが存在しません。