2023年9~12月期の半導体企業別動向と1~3月期の見通し

半導体産業は、2022年下半期から始まった在庫調整による生産縮小から長らく抜け出せずにいたが、9~12月期でようやく底を抜けて、再び上昇曲線に入っている。今回はデバイス、装置、材料それぞれの9〜12月期の動向をまとめた。

各社の9〜12月期(NVIDIA、Micronは異なる)売上高比較(VS 前期比、前年同期比)表


ロジック企業はNVIDIA以外も回復基調が鮮明に

ファブレス及びロジック製造主要企業の9~12月期の売上は、AIアクセラレータが絶好調の米NVIDIAが一人勝ちの様相となっている。また、米AMDやスマートフォン向けチップセットの販売を主力とする米Qualcommも前期比から売上を伸長させている。

一方、製造企業においては、ファンドリーである米TSMCが対前期比13.5%増、米Intelが同8.4%増、そして中国のファンドリーであるSMICも同3.6%増と各社ともに増収となった。

一方、2024年1〜3月期の予測では、TSMCは前期比-4%〜-8%の減収を見込み、Intelは前期比は13.1%減〜-19.7%減も2023年第1四半期比では10%増を見込む。SMICは前期比同等から2%増とプラスに推移する見込みとしている。

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