自動車向けを中心に急回復/2021年1月-3月期 半導体企業売上高

 国内外の半導体企業から2021年第1四半期(2021年1月~3月)の業績が発表されている。国内企業、海外企業ともに、一部の企業を除いて、前年度比二桁増を記録している。同四半期では、前四半期から引き続いて自動車向け、産業向けの半導体需要が好調で、これらの製品を主力とする企業が売上高を伸ばした。メモリ、ロジック、ファンドリ、OSATの各分野で拡大が進んでいる。
 一方、Intel、ソニーについては、Intelが前年度同期比を下回り、ソニーのイメージング&センサソリューション(I&SS)事業は同横這い(0.5%増)に止まった。
 Intelはデータセンタ向けの売上減が影響している。同分野は顧客の在庫調整の影響して、売上を減少させた。
 ソニーはモバイル機器向、デジタルカメラ向けのイメージセンサ売上高の回復が遅れ、前年度比横這いに止まった。
 2021年第2四半期以降については、Intelは前年度同期比4%減、通期で横這いという厳しい見方をしているのに対して、ソニーI&SS事業は2022年3月期に前年度比11%増と予想している。
 米国半導体工業会(SIA)の発表する2021年第1四半期(2021年1月~3月)の売上高は1,231億5,000万米ドルで、前四半期比3.6%増、前年度同期比17.8%増となった。中国、アジア/太平洋地域で前年度同期比26%増、同20%増と大きな成長を遂げている。

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