半導体の微細化 ~これまでの歩み、これから何処へ向かうのか~

掲載日 2026/02/13

台TSMCは2025年4Q(10~12月)に、計画通り2nmプロセスの量産を台湾のFab 20およびFab 22で開始したことを発表した。TSMCの2nm(N2)テクノロジーノードは、“ナノシート”とよばれるGAA(Gate All Around)のゲート構造を持つ。

米Intel、韓Samsung、そしてTSMCの3社の半導体メーカは2nmテクノロジーノードの本格量産をスタートさせており、今後のシェア争いが注目される半導体の高集積化、高機能化において、チップの微細化・高集積化は、過去どの様に進み、今後何処へ進もうとしているのか。微細化の主役であるロジックに注目して探ってみたい。

 

ゲート構造はプレーナー型に始まり、三次元化へ

 図1は、ロジック半導体におけるトランジスタ構造の進化を示しており、1990年代後半の約130nmノードから5nmノード以降に至るまでのトランジスタ断面を現している。

また、性能・消費電力・集積度の向上を推進する要素として「リソグラフィー駆動」「材料革新」「デバイスアーキテクチャ」が重畳されてきた歴史も示されている。

 


図1. CMOSスケーリングのトレンド

(出典: Roger Loo (imec), 2023.09, SSDM 2023を基に筆者作成)

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