半導体製造装置企業の2021年第4四半期業績:前期比成長は減速目立つ(2022年2月4日)

掲載日 2022/02/04

1.前年度比高成長続くが、前期比ダウンが多数

半導体材料の大手企業からの2021年10月~12月期(当該四半期)の業績発表が行われている。半導体市場に連動して、各社とも半導体材料関連事業売上高を前年度から大幅に拡大している。
 本特集で取り上げる11社のうち、前年度同期比成長率が40%を上回っている企業が2社、30%台が3社、20%台が5社、10%台が1社といずれも大きな成長を遂げている。
 一方、前四半期比では9社が10%以下に止まっている。この9社中の8社が2021年7月~9月期の時点でも前四半期比で1桁台の成長に止まっており、成長ペースの鈍化がはっきりとしている。
 急速な需要拡大により材料の生産能力が不足していることに加えて、コロナウィルスによる感染症の広がりにより、原材料供給不足、製造ラインの稼働停滞なども発生、材料メーカの供給能力が需要に追いついていない。半導体生産面でも材料、装置、人員の不足などにより増産が進んでいない。このような状況から材料需要の成長ペースも鈍化、材料企業の業績にも影響している。
 以下に主要材料企業11社の当該四半期の業績をまとめる。

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