「第72回 応用物理学会春季学術講演会」から見る社会課題解決への挑戦

掲載日 2025/04/16

今回の応物学会春季講演会は、千葉県野田市の東京理科大学野田キャンパスを会場に、2025年3月14日(金)~17日(月)の4日間にわたり開催された。今回の講演会は、一般口頭講演3,013件,招待講演317件、ポスター講演666件、また参加者登録者は招待者等も含め合計8,195名におよび、日本で開催される学会の講演会では、毎回最大規模の参加者である。構成は、一般講演、ポスター講演は分野別の14分類のセッションに分かれており、講演件数の多いセッションは「光・フォトニクス」「有機分子・バイオエレクトロニクス」「半導体」といった分野である。また、シンポジウムは一般公開4件を含み、31件のシンポジウムが行われた。この内の半分近くは、半導体関連のテーマである。また会場内では100社を超える企業・団体の展示も行われた。

 本特集では、半導体関連のシンポジウム講演を中心に、筆者が注目した講演について概要を紹介する。

 最初に、「カーボンニュートラルを実現する半導体低消費電力化技術の最前線」と題するセッションで、平本教授(東京大学)の講演「先端ロジックデバイスの技術動向とLSTCでの取り組み」である。

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