半導体用語集

アジア・中国市場

英語表記:Asian・China market

 アジア市場は、1985年には世界の5.8%を占めるに過ぎず、最も遅れて立ち上がった市場だが、その後、一貰して構成比を高めており、1997年には構成比22.0%の302億ドルと欧州をわずかながら上回ってきた。1998年は他地域同様にマイナス成長が見込まれ、前年比7%減の302億ドルとなろうが、1999年以降、回復し309億ドルの同10%増と2桁増が期待できる。2000年以降も世界四地域で最大の成長が予想され、2000年は同16%増の358億ドル、2001年は同19%増の427億ドルが見込まれる。2001年の構成比は24.8%と北米に次ぐ第二位の市場に定着しよう。
 アジア地域の特徴としては、以下の二点があげられる。第一に、コンピュータ・OA機器向けが最も多い。台湾、韓国、シンガポールなどを中心としたNIEs地域や、マレーシア、タイなどを中心とするASEAN地域は、コンピュータおよびその周辺機器を中心とする欧米メーカーの進出、また地場メーカーの成長により、機器の供給基地としての地位を高めている。特に、台湾においては、PC関連製品を約80%も生産している。また、今後は中国、インドなども成長著しいと見られる。第二に、民生機器向けが多い。円高以降進展した民生機器を中心とする日本からの生産シフトが進んだためと考えられる。

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