半導体用語集

スーパーハイウェイ構想

英語表記:super highway concept

 スーパーハイウェイ構想は、正確には情報スーパーハイウェイ計画(NII: National Information Infras­tracture)と呼ばれ、米国のゴア副大統領によって提唱された。当時は、まだ米国の競争力が十分に回復していない90年代初めに、米国の情報産業の競争力を強化するために、情報インフラを構築することを目的としていた。これに先立ち、日本でも、NTTによるB-ISDN計画、光ファイバ公団計画があり、これに剌激されたという見方もある。このスーパーハイウェイ構想の発表以来、西欧やアジアなど、様々な国々が最近になって光ファイバによる超高速ネットワークの建設構想を明らかにし、国際的にも、こうした情報インフラが国家の競争力向上に繋がるとの見方が確立した。現実には、現存の巨大ネットワークである「インターネット」を補強する形で計画が進められている。この「インターネット」は、1960年代に国防総省によって作られたARPAネットを原形にしている。このARPAネット自体は軍用のものであったが、研究者の間に広まっていき、1980年代には一般に開放されるようになった。最近では電話線などを経由して一般ユーザーにインターネットをアクセスできるようにする商用サービスも広まっている。

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