半導体用語集
セカンドソース
英語表記:second source
一般的に、いかなる部品、製品についても、ユーザー(買い手)は、1社からの独占納入(購買)を極力避けて、複数社から購買、つまりはセカンドソースがあることを望むことが多い。第一に、緊急事態を回避することが必要である。一つの企業に依存すると、何かしらの理由(火災や政治的事由など)により、当該企業から部品、製品が調達できなくなると、ユーザーのビジネスは大きな制約を受けてしまうリスクがある。第二に、価格交渉を優位に進めるためである。1社と独占交渉をするより、複数の納入メーカーからの調達をする方が、交渉上優位であることは明らかであろう。DRAMなど汎用性の高い製品では、この傾向はより顕著である。
別の視点にたつならば、ある半導体製品の世代交代が進むためには、特定の1社が圧倒的に先行しているだけでは不十分であるケースもあり、セカンドソース(セカンドベンダ)が台頭することが必要不可欠であるといえる。DRAMを例にすると、主力ユーザーであるパソコンメーカーは、ファーストソースとしてトップメーカーの一社である三星電子を利用するが、同時にかならず、その他のメーカーをセカンドソースとして利用している。
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