半導体用語集
デュアルゲート FET
英語表記:dual-gate Field Effect Transistor
ソース・ドレイン電極間に二つのゲート電極を持つ電界効果型トランジスタ。周波数変換器のミキサとして用いられる。非線形素子に2種類の異なる周波数の信号を加えると、おのおのの周波数の整数倍の和と差の周波数成分が発生する。この現象を利用して、たとえば、11GHzの衛星放送電波信号と10GHzの発振器信号を二つのゲートの入力信号として加え、発生するニ次高調波成分(この場合1GHzの信号)に変換できる。このような低い周波数では、低雑音で増幅度の大きな増幅器が安価に作れることから、こうした周波数変換器(ダウンコンバータと呼ばれる)は受信機に使用される。デュアルゲートFETは、二つのゲート間に20dB以上のアイソレーションがえられるので、大きな寸法を要するバンドパスフィルタが不要になる利点があり、回路の小型化が可能で、このFETを含んだMMICが実用化されている。
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