半導体用語集
ドナーとアクセプタ（1）
英語表記：
不純物を含んだ半導体には、N型半導体とP型半導体がある。N型シリコンの不純物は最外殻軌が道に電子が5個あり、4個がシリコンの共有結合として安定に固定され、1個が少しのエネルギで自由に動き回り、自由電子としてマイナス電荷を運ぶ。この不純物をドナー（donor）不純物と呼び、通常、リン（P）、砒素（As）、アンチモン（Sb）が用いられる。P型シリコンの不純物は最外殻軌道に電子が3個あり、共有結合には1個電子が不足する。ここは、電子の抜け穴と考えられる。ここには少しのエネルギで、隣接電子が移動できる。この電子の抜け穴を正孔と呼び、プラスの電荷を持った粒子と考える。この不純物は、通常ボロンが用いられ、アクセプタ（Acceptor）不純物と呼ぶ。電子を受け取るという意味である。
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