半導体用語集
バンクーバー合意
英語表記:mutual agreement of Vancouver
日米半導体協定終了後の業界協力の在り方について、日本電子機械工業会(EIAJ)と米国半導体工業会(SIA)の間でなされた合意。1996年8月2日、カナダ・バンクーバーにおいて合意がなされた。この合意に至るまで、半導体の国際協力活動に関して21世紀に向けた半導体産業のグローバル、かつ長期的な発展を促進するために、半導体の国際協力活動の枠組みをどのように構築していくかについて議論が重ねられてきた。その結果、近年の半導体産業のグローバル化と、ボーダーレス化の進展を背景とした国際協力の推進、また、高度情報化時代における半導体産業の社会的・経済的貢献の重要性を確認、日米半導体協定終了後の業界協力の在り方について議論が重ねられ、世界半導体会議(WSC : World Semiconductor Council)の設立に合意した。
世界半導体会議においては、市場メカニズムの尊重を基本とし、相互理解の推進、業界協力活動の促進、国際協カの拡大、市場における問題への対応などを検討していくことを決定。数値目標など、管理貿易的要素のない新たな合意により、新しい時代にふさわしい協力関係が構築されることになったということは、日本側にとって意義のあることであった。同合意に基づく活動の見直しの結果、UCOM、シェア計算GGFは廃止され、1999年8月1日より新世界半導体会議が日・米・欧・韓・台の5極体制で発足した。
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