半導体用語集
容量アレー型D/A変換器
英語表記：capacitor array D/A converter
MOSトランジスタはバイポーラトランジスタとは異なり，ゲートが絶縁されているので，電流の代わりに容量に蓄積された電荷を扱うことができる。ちょうど重みづけD/A変換器の抵抗を蓄電器に置き換えたと考えればよい。
A/D変換器に組み込むD/A変換器やスイッチトキャパシタフィルタの入力部分に用いる。
回路の振る舞いは，抵抗を用いた D/A変換器の解析で用いるキルヒホッフの法則の替わりに，スイッチが切り換わることで作られる二つの状態に対する電荷保存則を用いて解析する。
4ビットのD/A変換器の例を図1に示す。この動作は，まず，演算増幅器の入出力スイッチSW1を短絡し，容量に接続されているスイッチを接地側に倒しておく。出力も接地電圧となる。この時がリセット期間で，すべてのコンデンサに蓄えられている電荷は 0である。次に，SW1開いて入カデジタルコードに対応した重みづけされた容量に接続されたスイッチを基準電圧側に倒すと，基準側に倒されたコンデンサの比および基準電圧に比例した電圧を出力としてえることができる。
この回路の場合，リセット期間中は出力がえられないので，出力部分にサンプルホールド回路を付加する必要がある。
関連製品
「容量アレー型D/A変換器」に関連する製品が存在しません。キーワード検索
フリーワードやカテゴリーを指定して検索できます
関連用語
関連特集
「容量アレー型D/A変換器」に関連する用語が存在しません。
「容量アレー型D/A変換器」に関連する特集が存在しません。
会員登録すると会員限定の特集コンテンツにもアクセスできます。
