半導体用語集

縦型実装パッケージ

英語表記:vertical mount package

 チップ表面を基板表面に対して,垂直に実装(縦置き)した半導体パッケージ。チップ表面を基板面に平行に実装(横置き)するパッケージに対して用いられる。
 縦型実装パッケージの種類は,挿入型パッケージとして,SIP(Single In-line Package),ZIP(Zigzag In-line Package),表面実装型パッケージとしてSVP(Surface Vertical Package,図1)がある。
 縦型実装パッケージは横置きタイプと比較し,実装時に基板からの取りつけ高さは高くなるが,実装基板の占有面積を小さくできる。また,実装状態にも左右されるが,実装基板とパッケージが向き合っている面積が小さいため,パッケージが空気に接触する面積が大きく,放熱性がよいという効果がある。さらに,複数個の実装をする場合,隣接するパッケージとの間隔を短くでき,結果として配線間距離を短く抑えることができる。このようにパッケージ間の配線距離による遅延を抑制できるため,SVPは高速を要求されているパッケージ,たとえば,RDRAM(Rambus Dynamic Random Access Memory)に使用されてきた。


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