半導体用語集

電子機器の大衆化

英語表記:equipment popularized of electronic

 半導体を集積化することで、複数の機能を一つのチップにまとめ、微細加工レベルをどんどん上げることで、どんどん高集積化が可能になった。このため、高機能化、高付加価値化が進んでいるにも関わらず、小型・軽量、低消費電力は維持され、 しかも重要なことは、機能当たりのコストは、どんどん低下していった。さらに、もともと半導体チップは、地上に無尽蔵にあるシリコンを使っていることもあり、原材料費は安く、大量生産によって、一気にコストが下がる。すなわち半導体は、電子機器の低コスト化を加速し、大衆化を促進した。これによって、小さく軽く安く高機能の電子機器の本格普及が始まり、それが、さらに高集積化と大量生産化によって、機能を向上させコストを下げるという好循環に入った。また、マイクロプロセッサの登場によって、半導体にソフトが搭載されたことも大きい。これによって、電子機器は初めて知識を持った。計測、制御、計算、画像処理など様々な人類のノウハウが、爪の先ほどのチップに積み込まれ、電子機器の高付加価値化、高機能化を加速化した。かつては、一部のエリートに独占されていた情報は、どんどん大衆化した。また、機器の高効率化、省エネ化、安全化も向上した。特に、家電の普及率において、TV、ビデオが大きく伸ぴたのは、半導体の貢献が無視できない。

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