半導体用語集
アンダーテイキング
英語表記:under taking
アンダーテイキングとは、ダンピング課税に代えて、輸出価格の引き上げや、輸出の減少を輸出企業側が個別にそれぞれ約束するというものである。 WTOのアンチダンピング協定においては、その第8条1項において、ダンピングあるいは損害を除去するアンダーテイキングが成立すれば、確定課税をしないで手続を終結できると定めている。ダンピング課税と比較した場合のアンダーテイキングのメリットは、輸出企業側からすれば、長期にわたる手続のすえ、ダンピング課税され輸出機会を失うよりも、価格の値上げで解決できること、また調査サイドとしてもダンピング課税とくらべて手続きを早く終了させることができ、EC委員会としての裁量権も大きなものとなる、ということがある。一方この制度の欠点は、輸出企業からみた場合、ダンピングと損害の認定でやや厳格さを欠き、時には必要以上に値上げを認めることにもなる。また、それぞれの手続きは個別に秘密裏に行われ、公表されることもないことから、同業他社がどういう状況にあるかという動向をつかむことが難しい。また、EC委員会としても、アンダーテイキングが遵守されているかどうかを監視するのが困難であることから、アンダーテイキングの実施は減少傾向にある。
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