半導体用語集

バリアブル・レンジ・ホッピング

英語表記:variable range hopping

 ホッピング伝導の一つの形態で,フォノンの助けを借りて空間的に離れた局在状態間をホッピングにより電子が伝導する現象。フォノンの助けを借りてホッピングする時に,一度にホッピングできる距離は,電子の波動関数の広がりやホッピング前後の状態間のエネルギー差などの関数であるが,ホッピングが最も起こりやすい距離はT^(-1/4)(Tは温度)に比例する。このことを反映して,バリアブル・レンジ・ホッピングによる伝導度は三次元電子系の場合において,特徴的な温度依存性を有する(下部式参照)。

 またホッピング時に電子間の相互作用が無視できない場合には,指数関数中の温度のべきが1/4乗から1/2乗になることが報告されている。


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