半導体用語集
ファーストトラック
英語表記:first truck
早期一括審議。政府が結んだ通商合意を無修正のまま一括審議するよう議会に求める権限を大統領に与える米国の法律のこと。議会側が内容修正できず、可決か否決かの一括採択しかできなくなるため、政府の交渉権や対外的な信頼性が高まる。ウルグアイ・ラウンド(多角的貿易交渉)合意の議会承認を求める際に使われたが、時限立法のため1994年春に失効した。
クリントン大統領は1997年9月、チリの北米自由貿易協定(NAFTA)加盟交渉の促進などを目的に、ファーストトラック法案を議会に提出したが、賃金水準の低い中南米諸国の安い商品・サービスが流入して、米国内労働者の雇用が脅かされるとの懸念から、議会内では反対派が多い。半導体に関しては、それまで日本政府によるモニタリングによって行われていたダンピング措置が、1991年に締結された新日米半導体協定より、企業自らが価格・コストデータを収集・保管(データコレクション)し、米国政府がダンピング調査を開始した時に、これらのデータを14日以内に提出する措置(ファーストトラック)が規定された。
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