半導体用語集
ブリュアンゾーン
英語表記:Brillouin zone
逆格子空間において、原点と隣り合うすべての逆格子点を線分で結んだ時に、これらの線分の垂直二等分面によって囲われた小さな多面体のうち、原点を含む多面体をいう。これは第一ブリュアンゾーンとも呼ばれる。第一ブリュアンゾーン内部のどの二点も逆格子べクトルでは結はれることはない。第一ブリュアンゾーンのすぐ外にあって、互いに逆格子べクトルで結ばれることのない多面体の組みを作ると、その一組の多面体の体積は第一ブリュアンゾンの体積とまったく等しくなるが、これを第二ブリュアンゾーンという。こうして順次第三プリュアンゾーン、第四プリュアンゾーンが定義されていく。これらを拡張されたブリュアンゾーンという。14種類のプラベ格子は、それぞれ独特の形のプリュアンゾーンを持つ。同じプラベ格子でも、その格子定数によりブリュアンゾーンの形を変えるものがあるため、ブリュアンゾーンは全部で23種類ある。X 線回折のブラッグ反射条件を表現するために導入されたが、電子のエネルギーバンド理論や他の種類の素励起過程の解釈にも用いられている。
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