半導体用語集
ポリゴンレンダリング
英語表記:polygon rendering
ポリゴンレンダリングには,ポリゴンの表面に陰影をつけるシェーディング,ポリゴンの表面に画像を張りつけた効果を出すテクスチャマッピング,近くのポリゴンが遠くのポリゴンを隠す隠面消去,半透明の効果を出すαプレンディングなどの処理がある。これらのうち,シェーディング方法としては,フラットシェーディングとグーロシェーディングとが広く用いられている。フラットシェーディングでは,ポリゴンの同一面内の全画素が同ーの輝度(ある項点で照明計算した結果の輝度)を持っため,処理は簡単だがポリゴンの境界が目立ち,いかにも多面体という画像になる。グーロシェーディングは,ポリゴンの各項点で照明計算した結果の輝度を線形に補間して,ポリゴン内部の各画素の輝度を求めるため,処理は複雑だがみためはきれいである。照明計算ではいくつかのモデルによる計算法が用いられている。比較的簡単なものとしては,光源からの直接光が物体表面で散乱する拡散反射光モデルや空間全体に一様な光が当たっているとみなす環境光モデルがある。また複雑なものとしては,光源からの直接光が物体表面で鏡のように鋭く反射する鏡面反射のモデルや,光線の中から離れるにつれ徐々に暗くなって行くスポットライトモデルがある。照明計算はこうしたモデルを複数の光源に適用して,光源数分の反射光の和として計算する。複数の光源を用いたり複雑なモデルを使うと計算量は増えるが,よりリアルな画像が生成できる。
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