半導体用語集

ミップマッピング

英語表記:mipmapping

テクスチャマッピングにおいて,小さいポリゴンに大きなテクスチャ画像を貼りつけるような場合,テクスチャ画像の縮小を伴うが,この時折り返し歪によるモアレが生ずる。この折り返し歪を少ない計算量で弱める方法がミッブマッピングという手法である。テクスチャマッピングにおいて,小さいポリゴンに大きなテクスチャ画像を貼りつけるような場合,テクスチャ画像の縮小を伴うが,この時折り返し歪によるモアレが生ずる。この折り返し歪を少ない計算量で弱める方法がミッブマッピングという手法である。ミップマッピングでは,あらかじめ折り返し歪の原因となる高周波成分を取り除いて縦横両方向を1/2,1/4,1/8などに縮小した複数レベルの画像(ミッマップ)を生成しておく。テクスチャ画像をポリゴンに貼りつける際には,その縮小度を求めて,縮小度に応じたミッブマップを選択することで,モアレの発生を抑えることができる。ただし,テクスチャ画像の縮小度はあらかじめ用意されたミッブマップの縮小度に一致しない場合が多い。このため,テクスチャ画像の縮小度に一番近い縮小度のミップマップを選択するか,あるいは前後の縮小度のミッブマップを用いて加重平均を取るかの二通りの計算法がある。また,同じミップマップ内でもポイントサンプリングとバイリニア補間の二通りがあるため,合計で四通りの計算法が存在する。これらの計算法の中では,二つのミップマップを用い,それぞれで4点内挿をする方法(合計8点の内挿補間)が最も画質がよく,これをトリリニア補間と呼ぶ。


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