半導体用語集

台形フォーマット

英語表記:algorithm based on trapezoid

図形演算処理のアルゴリズムに、パターンを台形に分解して演算するワークリスト法がある。その図形表現形式を台形フォーマットと呼ぶ。この方法では、まず多角形で定義されたパターンを、たとえば y軸平行台形に分解し、x座標でソーティングしておく。次に、チップ領域全体を一定方向(この例ではx方向)に走査し、現在のx座標に交差・接触する台形だけを抽出し、ワークリストに登録する。ワークリストに登録された台形に対して図形演算を行って演算結果を出力した後、次のx座標へ移動する。これを繰り返すことによってチップ領域に含まれるすべての台形について図形演算を行う。チップ領域全体に含まれるすべてのパターンを同時に演算するのにくらべて、演算対象を特定のx座標周辺の少数の台形だけに限定できるため、処理速度を高めることができる。同様にチップ領域を走査しながら図形演算を行う方法に、パターンを台形に分解するのではなく、線分に分解して行うという、さらに高速なアルゴリズムもある。


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