半導体用語集

投資戦略

英語表記:investment strategy

 半導体は一般的に、巨大設備投資産業である。特に、テクノロジドライバである最先端のDRAMでは、一つの工場で1,000億円を超える設備投資が必要となる。また、設備投資だけでなく研究開発投資が著しく大きいのも、半導体産業の特徴である。このように、半導体産業は巨額の設備投資を必要とする装置産業としての性格を持っており、総費用に占める固定費のウェートは大きい。しかしながら同時に、微細化の進展の加速化による技術の進歩は著しく、タイミングを間違えると、その回収ができないばかりか、会社の存続に関わるほどの赤字を出してしまうリスクもある。したがって、こうした中で投資戦略を考えていくには、非常に難しい判断が求められる。今後の需要を見極めながら、全体の需給バランスの予測を行い、その中でどういった製品にどれだけ投資していくのか、どのタイミングでどれだけ収益を上げていけるのかは、カンパニー制の導入など、各社キャッシュフローを意識した中での戦略を立てる必要も出てきている中で、一段と難易度は高まっており、それだけ投資戦略立案の重要度は増してきているといえよう。

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