半導体用語集

積和演算器

英語表記:multiply and accumulate arithmetic logic unit

<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" width="793" style="width: 594pt;"><tbody><tr height="141" style="mso-height-source:userset;height:105.95pt">
<td height="141" class="xl65" width="793" style="height:105.95pt;width:594pt">&nbsp;乗算と加算を同時に行うことができる演算器。もっとも,基本的な積和演算は,d=c+(a×b)である。信号処理の分野では,べクトル演算が大きなウェートを占めているが,そのうちべクトル内積演算は,デジタルフィルタ,フーリエ変換,相関演算など様々な信号処理に用いられ,最も頻度の高い演算の一つである。べクトルAとべクトルBの内積演算は,c=A・B(a<sub>₁</sub>,a<sub>₂</sub>…,a<sub>n&nbsp;</sub> &nbsp;)・(b<sub>1</sub>,b<sub>2</sub>…,b<sub>n</sub>)で表わされ,これを展開すると,∑<font class="font6">(a<sub>i </sub>×b<sub>i</sub>)〗となる。これをプログラムで求めるには,c<sub>i</sub>=c<sub>i-1</sub>+(a<sub>i </sub>×b<sub>i</sub>)
(ただし,c-1=0)をnステップ繰り返せばよい。この基本演算が積和演算である。ほとんどのデジタルシグナルプロセッサ(DSP)には,この演算を1サイクルのスループットで行える機構が備えられている。また,近年,マイクロプロセッサでも高い信号処理能力が求められるようになってきたため,積和演算器を搭載するものが増えてきた。積和演算器には,ーつの乗算結果だけでなく,複数の乗算結果を同時に加算でき
るもの(たとえば,d=c+(a<sub>1</sub>×b<sub>1</sub> )+a<sub>2</sub>×b<sub>2</sub>)もあり,これを用いることにより高速な処理を行うことが可能になる。</font></td></tr></tbody></table>


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