半導体用語集
自動販売機
英語表記:vending machine
自動販売機は飲料自販機から、たばこ自販機、自動サービス機器(両替機、コインロッカなど)、食品自販機、券売機、その他販売機(新聞、雑誌、電池など)まで含まれるが、ここでは需要の半数を占める飲料自販機について説明する。
自動販売機内の電子制御は大別して、通貨識別ブロック(紙幣、コイン真偽認識/投入通貨数量認識/釣り銭制御)、販売制御ブロック(セレクションボタン制御/商品搬出制御/ディスプレイ制御)、商品管理ブロック(商品の冷却、保温制御など)に分けられ、各ユニットごとに1チップマイコンにより制御されている。機内のほとんどがディスプレイと商品収容に充てられるため、電子制御部に充てられるスペースは小さく、省スペースおよび部品点数の削減が課題となる。
また “道路はみ出し問題” による薄型化が一段落つき、今後は収納商品の多種類化、省エネ化、POS化、ICカード対応が動向としてあげられる。
省エネ対応ではエコベンダが登場、現在の出荷自販機の80%以上がエコベンダといわれている。エコベンダは夏の電力需要時間帯のピーク前に急冷却し、ピーク時には冷却を止めて消費電力を90%カットするものである。
POS対応ではハンディターミナルを使ったPOS情報収集の他、電話線を使ったオンライン式、また特定省電力無線や、最近ではPHSデータ通信を使った無線式によるPOSデータの収集、商品販売の情報管理化が進んでいる。
ICカード対応はまだ数は少ないが、現状はプリペイド(前払い)方式によるICカード対応自販機が主流である。しかし今後の電子マネーの動向に絡み、クレジット(後払い)方式も出てくると予想される。
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