半導体用語集
IH炊飯器
英語表記:Induction Heating rice cooker and jar
IH炊飯ジャーは1989年に一般炊飯器の数倍の価格で市場投入され、鍋自身で加熱することにより「おいしく炊ける」ということから、現在では炊飯器といえばIHというまでになっている。
商用周波数電源をいったん直流化し、それを電源としてIGBTなどにより、高周波電圧共振のインバータで鍋の下に置かれた誘導加熱コイルを駆動して、鍋にうず電流を発生させ、そのジュール熱により加熱するものである。また側面ヒータ駆動にトライアックカプラや、その制御にマイコン、パワーコントロール部にバイポーラICを使用し、冷却ファンにもトランジスタを使用している。
より速く、美味しくご飯を炊くため、鍋の蓋にもIHを採用した機種や、調理方法を拡大するため鍋に鉄ではなくアルミなど別材料を利用するものなどが開発されている。釜の材料によっては、うず電流損を発生させるために高いスイッチング周波数が必要であり、高速出力駆動素子の開発が求められている。
関連製品
「IH炊飯器」に関連する製品が存在しません。キーワード検索
フリーワードやカテゴリーを指定して検索できます
関連用語
関連特集
「IH炊飯器」に関連する用語が存在しません。
「IH炊飯器」に関連する特集が存在しません。
会員登録すると会員限定の特集コンテンツにもアクセスできます。




