半導体用語集
VTR (VCR)
英語表記:Video Tape Recorder
海外では一般的にVCR(Video Cassette Recorder)と呼ばれている。磁気ヘッドおよび磁気テープを利用した録画再生装置。VTRの録画再生方式としては、磁気ヘッドを搭載した回転ヘッドシリンダに磁気テープをらせん状(ヘリカル)に巻きつけて行うへリカルスキャン方式が一般的である。
録画時は狭いギャップを持つ磁気ヘッドに巻きつけたコイルに信号電流を流した時に発生するギャップ周辺の磁界が、それに相対して移動する磁気テープを信号に応じて磁化していく。再生時は磁気テープに記録された残留磁化からの磁束を磁気ヘッドのコアに集め、磁気テープの移動に伴う磁束の変化に応じた電圧をコイルに発生させる。
一般家庭用VTRとしてはVHS方式とβ方式がある。VHS方式は日本ビクター(株)が1976年に開発したものでカセット型家庭用VTRの方式名。ビデオカセットのサイズは188×104×25mmで、2分の1インチ幅テープを使用している。
β方式はソニー(株)が1975年に開発したカセット型VTRを基本として東芝(株)、三洋(株)およびソニー(株)の3社が1977年に規格化した家庭用 VTRの方式名。ビデオカセットは2分の1インチ幅のテープを使用した 156× 96×25mmのサイズである。
他に放送用VTRとして1インチ(テープ幅)ヘリカルVTRや4分の3インチヘリカルVTRなどがある。
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