半導体用語集

ソース接地増幅回路

英語表記:grounded source amplifier Circuit

最も基本的な増幅回路で,ソース電極が接地され,ゲート電極には入力が,ドレイン電極には負荷が接続された電圧増幅回路である。CMOSでは図1(a)(b)のように,負荷はゲート・ソース間電圧を一定にバイアスされた定電流回路を用いることが多い。電圧利得は入力トランジスタの相互コンダクタンスと,入力コンダクタンスと負荷コンダクタンスの和との比となり,20dBから60dBとなる。負荷となるドレインコンダクタンスは電流に逆比例するのに対し, 相互コンダクタンスは電流の平方根に比例するため電流が少ないほど利得は高くなる。その替わり,利得が1となる周波数は入力トランジスタの相互コンダクタンスと負荷容量の比を2πで割った値となるので,増幅できる周波数の上限は低くなる。入力インピーダンズ,出力インピーダンスともに高い。演算増幅回路の出力段の増幅回路としてよく用いられる。


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