半導体用語集

増幅回路

英語表記:amplifier

増幅回路は電圧もしくは電流を増幅する回路であり,個別のトランジスタを用いる基板ではトランジスタと抵抗を組み合わせた回路を用い,容量結合やトランス結合により複数の増幅段を組み合わせることが多い集積回路では容量は大きな面積を必要としトランスを実現することが困難であるので,直結構造を選ばなければならない。そのため動作点が比較的自由に決めることのできる差動増幅器を入力段に用いる構成をとるのが普通である。どうしても容量結合やトランス結合が避けられない時にはいったん集積回路の外に信号を出力し,外部で結合素子を通して再び集積回路に戻す構成がとられる。また,抵抗もトランジスタより大きな面積を占めるので,できる限りトランジスタに置き換えた回路が用いられる基本となる回路には基準となる接地点によって,ソース接地増幅回路,ゲート接地増幅回路,ドレイン接地増幅回路(ソースファロア増幅回路)がある。 増幅率の単位は普通,デシベル(dB)で表わされる。これは,出力電圧もしくは電流と入力のそれの比に間を底とする対数を取った値を20倍したものである。


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