半導体用語集

傾向管理

英語表記:trend control

 主として管理図や管理図法を用いて、製品(プロセス)のできばえや装置の状態を管理すること。工程能力と併用して使われる場合が多い。
 特に先端のLSI製造においては、プロセスそのものや装置・部材にも多くの不安定な要因を含むため、ライン内でのプロセス、装置管理の重要性は高く、主要工程では管理図を使用した安定度の確認が実施されている(表1)。
 管理図は従来のデータから求められたばらつきを基に、通常の状態でのデータのばらつき範囲を示す管理限界線を引き(通常、平均±3σに設定される。σ : 標準偏差)、測定データをチャート上に打点したものである。点が管理限界線の中にあれば、工程は安定状態にあり、管理限界線の外に出れば、プロセス・装置状態に変化があったものと判断する(図1)。
 管理限界はずれの他にもデータの上昇・下降・偏りの傾向などからも変化を検出することが可能で、これらの傾向を異常判定ルールとして使用することから傾向管理と呼ばれる場合がある。
 管理図は扱う統計量によって様々な種類があるが、LSI製造でよく使用される管理図として、X⁻管理図、X⁻-R管理図がある。
 近年のLSI製造ラインにおいては、プロセス・装置毎の測定データが自動的に収集され、コンピュータによる常時監視により、異常傾向を早期に検出し、関係部門にリアルタイムにアラームをあげるシステムが開発されている。これらのシステムの活用により、製品の異常発生を未然に防止することが可能となる。

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