半導体用語集

真空蒸着

英語表記:vacuum evaporation

 真空中で物質を加熱して蒸発させ、他の物質表面に固着させること。蒸発源にはW、Ta、Moなどの高温材料が用いられ、フィラメント型、ボート型、るつぼ型のものがある。
 ボート型やるつぼ型の材料にはグラファイトも用いられる。フィラメント型やボート型のものは直接電通によって加熱・蒸発が行われる。るつぼ型の加熱方法としては、ヒータによる加熱の他に高周波誘導加熱がよく用いられる。誘導加熱用の電源周波数は数kHzから数100kHzであるが、周波数が低くなるとインピーダンス整合器が大きくなるので50kHz前後のものが使いやすい。
 基板温度は形成される膜密度を決める大きな因子である。一般に物質の融点(K)の25%までは密度の低いがさがさした膜が形成され、25~50%では、柱状組織を持ったバルク密度の90%以上の膜が形成される。50%を超えると結晶構造が現われ始める。
 真空蒸着で用いられる物質は比較的融点の低いAl、Cr、Cu、Ag、Auなどであり、高融点金属には電子衝撃加熱蒸着かスパッタ成膜法が用いられる。


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