半導体用語集
ISO 14001
英語表記:International Organization for Standardization 14001
近年、新聞では必ずといってもよいほど環境問題の記事が目に映る。今や企業活動において、提供する製品・サービスも、環境への配慮が避けては通れない状況になっている。
環境への取り組みは、環境汚染を防止し、行政と良好な関係を保ち、他社と差別化する(企業イメージ向上)などのニーズだけでなく、企業が生き残るための重要な経営戦略の色彩をも帯ぴてきている。とりわけISO 14000(環境マネジメントシステムの国際規格)への取り組みは、その基礎固めとして重要な位置づけにある。
(1)経緯
国際標準化機構(International Organization for Standardization : ISO)では、1993年に技術専門委員会TC207を設置して、企業活動の地球環境への負荷を低滅する一つのツールとして環境マネジメントに関する国際標準の策定に取り組んできた。第一分科会では、環境マネジメントシステムの仕様を規定するISO 14001を初め環境マネジメントシステムの指針としての規格であるISO 14004が1996年6月にリリースされた。第二分科会では、環境監査の指針であるISO 14010~14012が1996年10月にリリースされている。この他、第三分科会では環境ラベルが、第四分科会では環境パフォーマンス評価が、第五分科会ではライフサイクルアセスメントが、第六分科会では用語と定義が検討されている。
(2)ISO 14001の概要
ISO 14001の主な特徴は、継続的な改善を保証できる環境マネジメントシステムが構築され、それが全員参加で推進されているかを認証しているところである。
多くの組織は、自らの環境パフォーマンスを定期的に点検し、見直しを行っている。この監査をパフォーマンス監査と呼んでいる。しかし、これらのパフォーマンスに着目した活動の問題は、将来では法律上およぴ企業方針の要求事項を満足し続けることを保証できないのではないかということである。この将来をも保証する効果的な監査として、体系化された環境マネジメントシステムの監査が必要となった。したがって、ISO 14001はバフォーマンス監査ではなく環境マネジメントシステム監査である。
環境マネジメントシステムの規格には、組織上および経済上の目標達成を支援するために、他の管理要求事項と統合しうるような効果的な環境マネジメントシステムの諸要素を組織に提供する意図がある。
さらにこの規格は、あらゆる種類・規模の組織に適用でき、しかも様々な地理的、文化的および社会的条件に適応するように作成されている。
この規格は、項目の順番に4.2項 ”環境方針” → 4.3項 "計画” → 4.4項 "実施および運用” → 4.5項 “点検および是正処置” → 4.6項 “経営層による見直し” と活動すれば自動的に PDCA(Plan-
Do- Check- Action)のサイクルが回せるように設計され、継続的な改善が可能なようになっている。したがって、このシステムの成功はすべての階層および部門の関与、特に最高経営層の関与のいかんにかかっている。
(3)審査登録制度の枠組み
わが国では、ISO 14001に関する適合性評価制度として、審査登録制度が確立されている。本制度は財団法人日本適合性認定協会(JAB)が認定機関として審査登録機関が適正であるかを認定し、この審査登録機関が、事業者が構築している環境マネジメントシステムが ISO
14001 に合致しているかを審査し、合致している事業者を認証する仕組みとなっている。したがって、ISO 14001の審査登録を希望する事業者は、審査登録機関に申請を行い、その審査を受けることとなる。
また、審査員に関しても同様で、財団法人日本適合性認定協会が認定機関として審査員評価機関が適正であるかを認定し、この審査登録機関が審査員の評価登録を行う仕組みとなっている。
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