半導体用語集
OEM供給
英語表記:OEM supply
相手先ブランドによる製品の供給を行うことをOEM供給という。OEM供給を受ける側の思惑は、当該製品は、自社の品揃え上必要であるが、自前のリソースで開発、製造することはできないか、あるいは別の分野にリソースを回したいケースに行う。OEM供給メーカーの思惑は、自前の販売力、サービス力など顧客接点が弱いケースに、その欠点を補える。半導体におけるOEM供給の例は、DRAMにおけるかつての日立製作所と韓国のLGセミコンとの関係(LGセミコンがOEM供給側)があげられる。
半導体業界において、OEM供給の関係が難しいのは、製品寿命が短いこと、その一方で、製品ごとにユーザーの認定作業が必要であることである。これを具体的に説明すると、仮にOEM調達企業は自社生産に加えて、OEM調達を行っているケースでは、調達企業はユーザーから、二つの認定をもらう必要があると推測される。自社製品とOEM調達製品とでは、設計、製造プロセスなどが異なるからである。ユーザーが要求する品種が頻繁に変わるような場合には、生産品目の切り換えや、認定作業をとどこおりなく行うことは容易でなく、結果として不良在庫を抱え込むケースも出るものと考えられる。
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