半導体用語集
オーバドライブ
英語表記:over drive
ウェハのチップ内のパッドにプローブ針を接触させてから,針が食い込む方向に送り込む量のことをオーバドライブ量という。
これはウェハを測定する場合,チップのパッドに針を当てる際,チップのパッドと針との間の接触抵抗を低くかつ安定させるため,針を食い込ませることが必要になることによる。現在のプローバでは,その量をコンタクトポイント(プロービングカードのプローブ針とウェハ上のパッド(電極)が高さ方向で接触する位置))からのチャック(測定ウェハを載せる台)のz up量(µm)で表わし,以前のものはヘッドプレートの下降量で表わしていた。オーバドライブ量は,針の支持点から針先までの長さ,針先の形状,針のテンション,チップのパッドのアルミの膜厚などによって影響されるので,最適な量は使用者で決定する。
アルミパッドの場合,パッド表面に酸化I膜がついているため,針の食い込みにより,その酸化膜を取り除く必要がある。このためプローブ針の先にはアルミくずが付着する。さらに,付着したアルミも酸化するため,必ず針の洗浄などを行う必要がある。
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