半導体用語集

マーキングプローバ

英語表記:marking prober

 マーキング専用のプローバのこと。通信または,フロッピーディスクにより測定終了しているロットのウェハのマップデータをマーキングプローバへ送り,そのマップに従ってマーキングする。プローバでの基準チップ(基点チップ)とマーキングプローバでのそれを一致させるために、ターゲットセンス機能(ウェハ上のアライナターゲットや,パターンエッジ部を検出してウェハごとのパターンの相対的なずれを検出し,補正する機能)を使用することが必要。プローバのテスト時間込みの処理能力とマーキングプローバの処理能力により,測定用プローバ台数とマーキングプローバ台数が決められる。測定結果が不良である場合,即マーキングする通常のプローバに対し,次のようなメリットを持つ。
(1)マーキングしている時間は,プローバ,テスタともに止まってしまう。その間のテスタのデッドタイムを0にすることができる。
(2)誤って測定プログラムを間違えて測定開始しても救済(再測定)が容易にできる。
(3)メジャリングケーブルなど,マーカ(インカ)の設置に関しての制限がないため,マーカ操作,マーカ保守時間(インクの補給など)が減少できる。


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