半導体用語集
標準化団体
英語表記:standardization organization
国際標準化は電気技術の分野から始まり、1906年当初に国際電気標準会議(IEC)が創設された。そして、1946年10月14日、国連規格調整委員会(UNSCC)はロンドンで会議を開催し、工業規格の国際的統一と調整を促進することを目的とする新しい国際機構を設立することを討議した。その結果、ISOが創設される運びとなり、第二次世界大戦後の1947年2月23日正式に民間の国際機関としてスイスのジュネーブに本部を置いて発足した。ISOは法的地位としては民間組織であるが、国際規格専門機関としてWTOなど多くの国際機関と密接な関係を保ち、国連では民間組織ながら諮問機関としての資格も持っている。また、標準化に関心を寄せる政府間機構とともに密接な結びつきを持っている。ISOへの加盟は一ヶ国一機関とされており、1996年5月現在、17ヶ国が加盟している。日本は通産省工業技術院の中に組織されているJISC(日本工業標準調査会)が加盟している。
ISOのような工業規格全般に関わるもの以外にも、それぞれの分野における標準化を推し進めるための標準化団体が存在する。具体的には、通信関連の国際規格を策定している Interna-tional Telecommunication Union(国際電気通信連合;ITU)、インターネット関連技術の標準化団体である Internet Engineering Task Force (IETF)、各種電気機器の接続規格を策定しているThe Institute of Electrical and Electronics Engineers(米国電気電子技術者協会;IEEE)、WWW関連技術の標準化団体であるW3C、ビデオ/グラフィックス関連技術の標準化団体であるVideo Electronics Standards Association(VESA)など様々な公的、私的業界団体が存在する。
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