半導体用語集
生産方式
英語表記:manufacturing method
半導体の生産方式は,製品の種類(品種数)と生産数量を基準として,少量多品種生産,多量少品種生産に分類できる(表1参照)。なお,少量多品種という用語は一般化しているが,多量少品種という用語はほとんど使用しない。多量少品種は単に汎用品と呼ぶことが多い。
多量少品種(汎用品)の代表的な製品はメモリであり,生産方式は見込生産となる。見込生産は,企業が主体的に生産計画を立案,実行する生産方式である。
少量多品種の代表的な製品はセミカスタムLSIまたはフルカスタムLSIであり,生産方式は注文生産および見込生産,または注文生産となる。ここで注意すべき点は,セミカスタムLSIまたはフルカスタムLSIという用語は設計手法,製造手法の違いを表わしておリ,生産方式はほとんど同じということである。注文生産は,企業が顧客からの注文によって生産計画を立案,実行する生産方式である。なお,注文生産および見込生産は,注文生産と見込生産を折半した生産方式である。
少量多品種,多量少品種(汎用品)のいずれの生産方式においても,生産ライン全体のマクロ的な観点からはプロダクトミックスを考慮し,生産ライン個別のミクロ的な観点からはラインバランスを最適化することが重要である。
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