半導体用語集

表面格子

英語表記:surface lattice

結晶表面上の周期的な原子配列を表面格子と呼ぶ。結晶表面は二次元系であるため、周期的な原子配列の型は図1に示す5種類の空間格子(プラベ格子とも呼ぶ)、斜方格子、長方格子、面心長方格子、六方格子、正方格子に分類される。表面上の周期的格子位置Rnɭは、原子配列の最小の周期を与える基本並進べクトルɑ、bと整数n、ɭ を用いて、 Rnɭ=ɑn +bɭ で与えられる。各空間格子に対する基本並進べクトル、図1中に示されている。ɑ、bを二辺とすをる平行四辺形が、周期的表面原子配列の最小単位である単位格子となる。
5種類の空間格子は、単位格子内の原子配列の持つ対称性(結晶面に垂直な対称軸の回りの回転対称性、結晶面内軸についての鏡映対称性、 Rnɭで表わせない並進と、回転、鏡映の組み合わせによる映進対称性)の相違により、17種類の二次元空間群に分類されている。


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