半導体用語集
B/Bレシオ
英語表記:Book-to-Bill ratio
Book-to-Billの略であり、出荷金額に対する受注金額の比率をいう。一般にWSTS(世界半導体市場統計)の統計データに基づいた半導体需給状況を示す指標を指す。特に、米国市場のB/Bレシオ速報値は、半導体市場動向の先行指標として使用されていたが、米国市場の動きだけではグローバル化が進む半導体業界の実態をつかみきれないとの理由から、米国半導体工業会(SIA)は1996年をもってデータの公表を終了した。現在では、SEMIが発表する半導体製造装置の数字が発表されるのみである。これまで、B/Bレシオは季節要因に基づく波動があり、クリスマス商戦に向けての受注が始まる春から夏にかけて高く、在庫調整が起きる秋から冬にかけて低いのが一般的であった。通常、B/Bレシオは、この季節性で、0.9から1.2位まで変動する。ただ、10年に1度、特に、通常パターンと異なることがあり、注意を要する。1984~1985年がそうであったし、1996年1月以降のB/Bレシオ1.0割れもそうであった。受注が出荷を超える、つまりB/Bレシオが1.0を超えている時は、市場が好調であることを意味し、逆に1.0以下の場合は市場が不調であることを意味する。
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