半導体用語集

位相比較器

英語表記:phase comparator

<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" width="793" style="width: 594pt;"><tbody><tr height="141" style="mso-height-source:userset;height:105.95pt">
<td height="141" class="xl65" align="left" width="793" style="height:105.95pt;
width:594pt"><br>
&nbsp;<br>

外部から入力される基準クロックとVCOから供給されるフィードバッククロックの位相差に比例した出力を行う回路である。GHz以上はアナログ乗算器が用いられる。<br>

デジタル回路では,排他的論理和は位相比較器として動作する。図1に示すように,周波数の少し異なる二つのクロックを排他的論理和に通すと,位相があっていれば,出力ははとんどの
<br>
期間0を出力し,位相が90°違えば1と0は同程度,位相が180°違うとほ<br>

とんど1を出力する。そのため,位相比較器の出力が論理振幅の平均値の時,VCOが基準クロックと同じ周波数で発振するように設計しておけば,基準クロックとVCOからの帰還クロックとは90°位相がずれて同期する。<br>
排他的論理和を用いた位相比較器は二つの入力周波数差が小さくなければ,同期しないし,クロックのデューティ比がずれると出力も変化するの
で,通常は図2に示す位相/周波数比較器と呼ばれるものを用いる。比較のために,排他的論理和と同じ条件での振る舞いを図3に示す。クロックの立ち上がりエッジで比較を行うため,クロックのデューティ比に依存しない。</td></tr></tbody></table>


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