半導体用語集

接触角

英語表記:contact angle

空気中にある固体面上に液体があり、固体、液体、気体(空気)の3相が接する境界点において、液体に引いた接触と固体面のなす角で、液面を含む側の角度のこと。この接触角の大きさは液滴の作り方によって一般には異なる値となり、液滴が広がる状態のときの値を前進接触角、逆に縮む状態での値を後退接触角といい、接触角は条件次第でこの中間の任意の角度をとりうる。この現象をぬれのヒステリシスという。接触角の値は界面化学的にきわめて重要なもので、工業的にも材料の表面物性として主要な指標となっており、特に固体面の液体によるぬれの尺度として最もよく用いられている。ぬれの形態は、接触角θの大きさで、拡張ぬれ(θ=0°)、浸漬ぬれ(θ≦90°)、付着ぬれ(θ≦180°)に区別される。


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