半導体用語集
MD
英語表記:Mini Disc
MDは、CDシステムと同じ特徴を持ち、さらに録音を可能としたデジタルオーディオシステムである。光磁気ディスクを用いることにより録音可能という要求に応えた。ディスクは6.4センチのカートリッジに収まっており、CDと同じ記録密度で記録される。このためにCDと同じ信号を記録すると再生時間が短く(約15分)なってしまうが、ATRAC(Adaptive Transform Acoustic Coding)という圧縮技術を用いることにより、74分の記録再生を実現している。これは人間の聴覚特性をうまく利用しており、1/5にビットレートを圧縮してもCDに近い音質をえている。
基本的にはCDと同じ構造になっているが、最大の特徴である「録音機能」からその記録のために機構部では磁気記録ヘッドが付加され、信号処理部ではEFM変調回路、ACIRCエンコード回路、圧縮のためのATRACエンコード回路およびデコード回路、ディスクに記録するための磁気記録へッドドライバがLSIに集積され付加されている。
再生の仕組みはCDと同様でレーザビームの反射によりディスクから信号を読み出し、EFM復調、エラー訂正を行いATRAC圧縮された信号をえる。さらにこの信号をATRAC伸張しD/Aコンバータを通してオーディオ信号に再生される。
録音の仕組みは、記録する信号に符号化されるまでは再生とまったく逆の処理が行われる。つまり、オーディオ信号はA-D変換されATRAC圧縮され、ACIRC処理、EFM変調をしディスクに記録する信号が作られる。この信号はディスクの記録面の温度をレーザビームでキュリー点以上に上げ、磁気記録ヘッドによって記録面の磁化方向を決めることにより記録される。
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