半導体用語集
プラズマ振動
英語表記:plasma vibration
定常状態のプラズマの任意の体積の中に含まれる正電荷(正イオン)の量と負電荷(電子)の量はほほ等しく、電気的に中性であって電界のない空間を形成している。しかし、プラズマ内のどこかで瞬間的にそのバランスが破れて正・負の空間電荷が発生すると、そこに電荷密度の振動が発生する。その単振動の角周波数をのと書くと、プラズマ密度nO、電子の質量mに対して、
となることが簡単な電子の運動方程式から導かれる。これは電子プラズマ周波数、または単にプラズマ周波数と呼ばれ、プラズマの集団運動の特性周波数を与えるものである。このような電荷の粗密の振動は、電子の慣性力と電界の復元力に生じるもので、プラズマの集団運動の典型的な例である。密度no=1016m-3の時、ωp/2π=898MHzとなり、マイクロ波帯の高い周波数となる。
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