半導体用語集
低誘電率材料
英語表記:low dielectric materials
低誘電率材料は、絶縁膜材料内で比誘電率が3以下のものをいう。この分類に入る材料として、シロキサン系ポリマー、有機系ポリマー、多孔質材料ならびにCVDポリマーがある。デバイス動作速度は、絶縁膜の比誘電率と反比例するため、より低い誘電率材料が望まれている。空気の比誘電率が最小値1であることから、空中配線が最終的なデバイス構造となる。成膜法(塗布またはCVD)にかかわらず、材料の選定基準は、誘電率、耐熱性、脱ガス特性、吸湿性、密着性、耐薬品性、CMP耐性などである。その後メタル成膜との整合性が評価され、材料がデバイス内に使用される。有機系ポリマーや多孔質材料が有力候補であるが、CMPによる平坦化工程では有機ポリマーの硬度不足、多孔質材料の構造的強度不足などの問題がある。
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SurveyReports.jp
この調査レポートは、世界の低誘電率材料市場の促進要因を分析し、デバイスサイズ別、デバイスタイプ別、地域別の市場動向展望(2024-2032年)と主要企業のプロファイルを調査しています。
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