半導体用語集

面湾曲

英語表記:curvature

像面湾曲、サイデル五収差の一つ。像面(ベストフォーカス面)が像高 (光軸中心からの距離)に応じて変化し、像面が平面ではなく曲面になる現象。一般には軸外ではレンズ側に像面がある。最近の投影露光装置では湾曲成分は比較的よく補正されているため、湾曲成分だけでなく像面ばらつき (総合焦点差)として露光領域内でのベストフォーカス位置のレンジとして扱われる場合もある。この場合は非点収差成分も含めて定義される。最近の露光装置では,高い解像度をえるため短波長化、高NA化がなされているため、DOF (Depth Of Focus)が狭くなっている。よって、像面湾曲も含めて像面ばらつきを小さくすることが重要である。


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