半導体用語集

電気伝導

英語表記:electrical conduction

 物質に電場を印加すると、物質中のキャリアが移動して電流が流れる。電場があまり強くない時には電流は電場の強さに比例し、オームの法則が成立する。この場合、単位電場あたりの電流密度を電気伝導度(electric conductivity)という。電流を運ぶキャリアが電子である場合電子伝導(electron conduction)と呼ぶ。金属中では電子の運動エネルギーはフェルミエネルギーに等しく常温付近ではほぼ一定であるとともに、キャリア密度は変化しないと考えてよいのに対して、半導体中では電子の運動エネルギーは常温附近では熱エネルギーに等しく、温度により変化するとともに、キャリア密度も温度により変化する。その結果、金属と半導体の電気伝導度の温度依存性に違いが生じ、金属では低温ほど電気伝導度が高くなるのに対して、半導体では高温ほど電気伝導度が高くなる。なお、電解質溶液、高温におけるイオン結晶、固体電解質などでは電場による正負のイオンのドリフトによるイオン伝導が支配的となる。


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